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日本男児必見!メンズスキンケア(基礎化粧品)ガイドの巻

男性は基礎化粧品を買うのが難しいと思う。もう21世紀なのに。

信じ難い事に多くのメンズ達は未だにすっぴんで日々を過ごしている。チョー野蛮。 

 

まぁ身だしなみとか興味ない人なら別に良いんだけど、革靴の手入れに関しては「モゥブレィのクリームナチュラーレが最高!やっぱ有機溶剤不使用でしょ!」とかドヤ顔で語る癖に、自分自身の皮にはノーメンテなファッション村の人々は一番タチが悪いと思う。

 

そこでファッション村に文明開化をもたらすべく、基礎化粧品購入のハウトゥーガイドを書き記すので参考にして欲しい。

 

※基本的に
・化粧水とか使った事ない
・デニムはランドレスで洗うのに自分のシャンプーはパンテーン
・今まで適当に基礎化粧品を選んでたから改心したい
ってレベルの人を対象にした記事です。

 

 

ファッション村の住人に贈る「脱すっぴん」ガイド

 

 

【ステップ 1】シャンプーとコンディショナーを買いに行く

  

モニター前の諸君が行くべき店は、イソップ(Aesop)かジョン・マスター・オーガニック(John Master Organic)の二択です。

買うのはどちらのブランドでも構いません。

 

※ネット住人から「ケラスターゼの業務用を買えば良い」とか意味不明な事を吹き込まれても絶対に信じてはいけません。ヤツらはサタンです。ケラスターゼはシャンプーだけで2000万種類くらいあるので素人が選ぶ事は不可能です。馴染みの美容院がサロン専売品シャンプーを取り扱っていて、美容師に絶対の信頼を置いてる場合はこのステップをスキップして美容師に相談してください。

 

どうにも店内は男性が入り辛いオーラの空間ではありますが(この後のステップのお膳立て要素もあるので)意を決して入り、店員を見つけ次第「シャンプーとコンディショナーをくれ」と言った旨を伝えて下さい。

すると「ご希望は御座いますか」とか「どのような商品をお探しですか」と聞かれ続ける事になるので、素直に「わからないです」「わかりません」「本当にわからないんです」と答え続けましょう。

 

そのうち店員の目が急に優しくなり、幼稚園児を諭すように優しくアナタにあった商品を一緒に選んでくれます。ここでのポイントは自身の髪質にマッチしたモノを選べるか否かなので「頭皮が死んでる」とか言われても唇を噛んで全てを受け入れて下さい。

 

気前良く大きいサイズを買ってもシャンプーとコンディショナーあわせて1万円弱だと思うので、カツアゲされたと思って払って下さい。

 

これで準備は整いました。次は基礎化粧品デビューです。

 

【ステップ 2】洗顔と化粧水と乳液を買いに行く

 

お近くのお好きな百貨店に出向きクリニーク(CLINIQUE)かクラランス(CLARINS)のどちらかに行きましょう。

両方ともクから始まるので覚えやすいですね。

 

百貨店の化粧品売り場は一時期のソニープラザのソレに近い男子禁制感が漂っていますが、気にせず突き進んでください。

ブランドチョイスのコツは「こっちのお姉さん達と合コンしたいな…」と思ったほうを選べば正解です。 どうせ最初は違いなんかわからないから。

 

なのでキャバクラだと思って可能な限り可愛い店員さんがいる方に飛び込みましょう。

ストライクゾーン広めで決められない方は、クリニークの美容部員は白衣を着ていると言う事だけ伝えておきます。

 

※敢えてメンズスキンケアブランドのアラミスラボ等を選ばずクリニークフォーメンとクラランスメンを選んだかは日本海溝よりも深い訳があるのですが、面倒くさいので今回は語りません。ステップ 1のブランド選びも同様です。

※ブスから買うくらいなら死んだ方がマシなので、君だけのエンジェルを見つけてしまった場合、SK-IIだろうがクレ・ド・ポー ボーテだろうが何処でも良いので、好きな店にインしましょう。責任は持ちませんが。

 

ここでのポイントは、最初に声をかけた店員に接客され続けるという点です。心して指名しましょう。服屋さんと同じですね。

ステップ 1と同じ手順で「洗顔と化粧水と乳液が欲しい」と告げましょう。どちらのブランドもメンズ用スキンケアを取り扱っているので、サクっとブツを選んでくれる筈です。

 

たぶん合計で1万5000円くらいすると思うので、元を取るつもりでお姉さん達に死ぬほど使い方とかを聞いて楽しい時間を過ごして下さい。

だから忙しそうな時間は避け、暇で暇で仕方ないといったタイミングを狙い童貞を奪って貰うに限ります。

 

何事も急がば回れ、初めが肝心なのでカタチから入る事はとても重要です。

アットコスメを読破してマツキヨでチープコスメを買ったり、最初から楽天で購入するのは近道ではありません。

 

【ステップ 3】とりあえず使ってみる

 

これで手元にシャンプー・コンディショナー・洗顔・化粧水・乳液の5つが揃う事になるので、あまり深く考えず日常にスキンケアを取り入れてみましょう。

 

買ったものを一通り使い終わるタイミングが訪れる前に、アナタは既にBAのお姉さんに再会したくて震えているはず。

その頃にはすっかり購入ブランドに心酔し「クリニーク…最高だぜ!!」とか「男も身嗜みに気をつけないとネ」なんて偉そうに抜かしていることでしょう。

 

【ステップ 4】なくなるので買い足す 

 

次にアナタがすべき行動は、前回買ったブランドと"違うところで"全部を買い揃えるという事です。すっかり購入ブランドの信者になってしまっている可能性もありますが、心を鬼にしてスイッチしましょう。

これによって比較する事が可能になり、ジョン・マスター・オーガニックとイソップのオーガニック系ヘアケア、クリニークとクラランスという代表的なメンズスキンケアを体験できるので、今後スキンケア沼に嵌って行く下地が完成します。

 

ここまで来れば、もう大丈夫。立派に「脱すっぴん」を行ったと胸を張って言えることでしょう。しかし決して勘違いしてはいけないのは(脱オタ同様に)決してスキンケアマスターにはなっていないと言うことです。

まだ自分で意思決定が出来ないマニュアル人間クンであると自覚してください。

 

【ステップ 5】美容廃人までの道案内

 

初期:シスレーやラメールといった高級ブランドに興味を持ち出す 。

中期:ハイドロキノン、ビタミンC誘導体クリーム、ヒルドイド等を求め皮膚科に通院開始。ビオチン摂取は当たり前、ナローバンドUVBにも興味津々。

後期:イオン導入、フォトフェイシャル、美容点滴を取り入れる。ジムでのワークアウトや食事制限が峠を越え、完全体への第一歩を歩み始める…。

 

後期の段階に突入すると、ファッション村で俗に「服オタ」と呼ばれるような長老クラスの仲間入り。「ちふれで良いや」「シリコン入りシャンプー最高」「三度目のタモリ式入浴法を始めた」と言った台詞が許されるのもこのステージから。

あれ程まで美容命だったのに、日サロに行き始めたり、無精髭を生やしだしたりと、常人では理解不能なプレーを連発するので素人さんは戸惑いを隠せません。

 

【まとめ】長々と書くの疲れた

 

ステップ 5のくだりからノームコアへと繋げて、マッスル・ファンダメンタリストと先天的ビジュアル原理主義者との二項対立、メイクアップの現代性と均一化、プレタポルテ・コレクションでのヘアメイクと音楽って感じで続けて、最後にfataleブログデビューしたい!ってのをオチにしようと思ってたんだけれど、飽きたのでここら辺で筆を置きますね。おわり。

 

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2015/6/3 追記

 

読者にネクストステップを聞かれたので回答しておきました。
ご査収ください。